ホームラン亭 @須坂市
場所はショッピングセンターパルム内。パルムへは、駅から伸びる道を登っていき、末広町の信号を過ぎると右手にある白い建物。建物を過ぎた所に駐車場からの出口のゲートが見えるはず。そのすぐ先の細い道を入って行くと駐車場への入り口がある。
一昔前は、ショッピングセンターと言えば須坂っ子が集い、ファッションから文房具まで何でも揃う、非常に栄えていたそうですが、今となっては恐ろしく寂れています。
写真を撮ってくるのを忘れたのですが、中の感じは大都市にある地下街と言った感じ。若干閉塞感があるのですが、地上の建物の中。200メートルほどあるストレートにやっているお店は5軒ほど。シャッター街もいい所。
都合の悪い事に、場所が分からず結局中を一回りするハメに。何かの商店のおばあちゃんが大音量で流す、AMラジオを聴きながら歩いていると何だか悲しくなってきました。中で無駄に迷いたくない方は、ラジオが流れている方向に行くとたどり着くと思います。
シャッター街の一番奥、少し折れた所にお店があります。
店内の古さは隠せない所では有りますが、清潔に保たれていると思います。
ラーメンは豚骨ベース。醤油・味噌・塩から選ぶ事が出来、チャーシューとワンタンをトッピングする事が出来る。「チャーシューワンタン」だと麺なしでオーダーする事も可能。せっかくなので、醤油チャーシューワンタンメン大盛りをオーダー。
コの字型カウンターと小上がりの席が6つ。席数はなかなか多い。昼時とあってお客さんも10名ほど。パルム内の寂れっぷりとは裏腹にそれなりに盛っている様子。
店内はテレビが点けられ、週刊誌からマンガ雑誌に至るまで種類も豊富。これが乱雑に置かれているわけではなく、雑誌ごと、はたまた号数までしっかりと順番に並べられている。お店は古いが、清潔感がある、という部分はこういった所にも垣間見える。店長さんの人柄が伺えます。
ゆっくりと雑誌でも読みながら待とうと思っていたのですが、出てくるまでは意外と早い。しっかりと豚骨の臭みを残している。
具は、チャーシュー、ネギ、メンマ、そしてワンタン。普通のラーメンであればもっとシンプルでしょう。
麺は細麺。普通の醤油ラーメンに使われるような麺を想像してもらえればそのまま。
一口すすってみますが、何とも不思議な味。豚骨ラーメンの進化の途中というか、豚骨のダシが出きってない感じを受けます。とはいえ何だか不思議な旨さ。食べた事がない味なんですが、懐かしさを覚えます。
麺は細いと思って油断していましたが、自家製麺との事で、麺自体が結構美味しい。
ワンタンはこんな感じ。見づらいですかね。
皮が肉厚で、しっかりとしていて、食べ応えがあります。結構入っていて、食べるのに苦労しました。10個ぐらいはあったんじゃないですかね。
まあなんというか、豚骨ラーメンと言うのがこういった所から始まったんだろうな、というのを想像させる味とでも言うのでしょうか。変な言い方ですが、やろうと思えばもっと美味く作る事は出来るんじゃないかなあと思います。でもこの味を敢えて守り続けているという感じでしょうか。
昨今の豚骨醤油ってのも若干攻撃的な部分がありますから、こういった優しい、懐かしい味にたまにでも触れたくなると言うのも判る気がします。クセになる味なのかもしれません。ご興味のある方は是非。
ご馳走様でした。
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