【麺屋たち花】 千曲市
場所は18号を上田方面に行き、戸倉駅前の信号を右折。突き当りを左折。西友のはす向かいにあります。
外装は結構いい感じなのですが、中は狭く、雰囲気もイマイチ。後から外見だけ改修したんでしょうね。
内側の引き戸を開けるとでかいブザー音。店主一人でやっているとはいえ、こんなでかい音必要ないでしょ。
入り口横の食券器にオススメのメニューの張り紙があり、ツレは辛つけ麺を購入。自分は特製らぁ麺+大盛り。
食券をカウンター上に置き、しばし待つ。なぜなら、食券をお持ちになって店主がオーダーを聞くまでしばらくお待ち下さい。という感じの張り紙がしてあるから。
「いらっしゃいませ」も無かった無口な店主は、しばらくもぞもぞやった後やっとオーダーの確認。ボソボソと半分以上聞き取れない音量でオーダーを確認し、つけ麺は茹で時間が掛かるとの事。んじゃあ、さっさとオーダー確認して茹で始めててよ、などと思ったのは秘密。
水はセルフ。なぜなら張り紙でそう書いてあるから。店主が無口だという自覚はあるのだろう。とにかく張り紙が多い。張り紙でお知らせしているからいい、というもんでもないだろう。
「すいませんがお冷はセルフでそちらからお願いします」「食券こちらに置いてしばらくお待ち下さいね」
この程度のこと一言だけで客の印象は随分違う。一人でやってれば大変だとは思いますが。
つけ麺の茹で時間が長いらしく、途中まで色々やっていた店主も、やることが尽きたのか何度もタイマーを眺めつつボケッとしている。う~ん。
そんな訳でラーメン到着。
特製とは、チャーシューとメンマが増えて玉子が入るものなのでしょう。チャーシューの上に赤いものが乗っているのが見えるでしょうか。エビちゃんです。
麺は中太麺。スープは魚介豚骨醤油です。要は節系のつけ麺のつけダレに近い味だと思っていただければいいと思います。
多少パンチにかけるものの、非常に美味しいスープだと思います。というか魚介豚骨醤油ラーメンってあるようで実はほとんど無いんですよね。節系つけ麺に慣れているとどっかで食べたことがあるような気になる味ですが、どこで出してるかと言えば、まったく思いつきません。そういった意味では意味のあるお店だと思います。
欲を言えばもう少し太くて強い麺を、もう少し濃厚なスープで味わいたいと思わせますね。全体的にもう少し思い切ってパンチを出してもらえれば充分通ってみたい味なんですが。
つけ麺も同様で、麺は東京の製麺所から特注で取り寄せているということで、とんでもなくモチモチで非常に美味しい麺です。まずはタレにつけずにそのままお召し上がり下さい、と書かれている訳もわかります。ところが、つけダレがサラっとしすぎてて絡みが悪く、麺に負けてしまいます。もう少しとろみのあるつけダレならさらに美味しいだろうなと思います。
食べ終わると、なんとなく食器をカウンターの上に上げ、テーブルを拭いてしまいます。店を出ようとすると、店主が近寄ってきて小さな声で挨拶をしつつ深々と頭を下げてくれます。とにかくシャイで無口な方なんでしょう。味は非常に良いと思います。穴場ラーメン店が好きな方は是非足を運んでみて下さい。
ごちそうさまでした。
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