【らーめん大盛り】 900円麺が底をつき、スープを乗り越え佇む。大盛りを名乗るならこの位の麺の量が欲しいものです。
場所は長野大通りを長野駅から3分程度行った所。
久しぶりの来店。夕方に行ったせいか店内はカラ。大将と大将のお父さんの二人だけでした。最近はお父さん怒られないでやってるでしょうか。
店内はカウンターのみのシンプルなつくり。決して新しいお店ではないのですが、飾りっ気がなく整然とし清潔感があります。大将の人柄そのものですね。
椅子に座ると、当たり前のように「大盛りでいいすか?」と聞かれ頷くだけで注文が済む。常連というか2・3回同じ注文をすると大体覚えられてしまう。これが難しいもんで今日は中盛りぐらいにしようかと思ってても何となく大盛りになってしまう。
またこってり好きのツレが注文を脂少なめで覚えられてしまい、以来ずっとラーメンが脂少なめで出てきてしまう。訂正すればいいのだが、「いつものでいいですか?」と聞かれると「はい!」と答えてしまうらしい。その常連感覚が割と簡単に味わえる辺りもこのお店の人気の秘密なのかもしれないですね。
ただ、個人的に「いつものでいいですか?」と聞かれるのはいいが「大将いつもので!」などとこちらから言う気にはならない。なんか恥ずかしい。
ラーメンは一種類。いわゆる家系ラーメン。普通・中盛り・大盛り。特盛りってのは今はないんですかね。一回食べた気がします。各種トッピング・餃子・ライス。メニューはこんなもんでしょうか。
食券制ではなく、伝票も書かない。にもかかわらず注文を受けた順番にラーメンが出てくる。お会計は大将がレジのお父さんに口頭で伝える。麺をゆでるのもタイマーなどは一切使わない。どんな脳味噌してるんでしょうこの大将は。
麺は注文を受けた分を同時にまとめて茹で始め、一人分ずつザルですくい取って盛り付けるというここら辺でもほとんど見ないやり方。混雑時に多少のゆで加減のムラが出てしまうという弱点はあるものの、そのおかげか非常に噛んだ時の感触が良く、濃いめのスープとの絡みもよい。
混雑時に固めで頼めば早く出てくるのは知っている。でもやらない。多少麺が緩くなっても許す。というか昼時混んでるのは知ってるので最近は夕方辺りにしか行ってませんね。通しでやっているわけですし、少し時間をずらせばいいんですよ。
具はのり・モモ肉のチャーシュー・ネギ・ほうれん草・生キャベツ。すべての具がスープとのマッチングが良いです。個人的には感じませんが、味が濃かったり、油っぽかったりというのを感じた時に生キャベツを食べると中和してくれるそうです。いつまで浸っていても全くへたらないのり。赤みが残ったもちもちのチャーシュー。全く隙がございません。
スープは濃厚でいてまろやかな豚骨スープ。表面には鶏油がたっぷりかかっておりますがくどさなどは全く感じません。そのまま食べると甘みを感じ、にんにくを入れるとパンチの利いた味になる。しょうがを入れると少しさっぱりとした味になり、豆板醤を入れると甘味が抜け攻撃的な味になります。特に豆板醤はおすすめ。入れたことがない方は一度試してみてください。
家系っぽいラーメンは結構身近に楽しめるようになってきましたが、ここまでしっかりしたものってなかなか味わえません。まず根本的に麺が旨いんですよねこのお店。その部分で大きく差がつきます。
しばらく時間が空くとまた食べたくなる中毒性を持ってます。本当に薬でも入ってるんじゃないかと疑ってます。他の店で「ここよし家よりおいしいかも・・・」などと思っても戻ってくるとやっぱり旨い。いつでも旨い。
元気な内に後継者を育てていただいて、ぜひ早めに2号店を出していただけるとありがたいのですが。
ごちそうさまでした。
店名 よし家
住所 長野県長野市南千歳1-8-12
電話番号 026-291-4311
営業時間 11:30〜22:00
定休日 木曜
席数 カウンター12席
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